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サザンとは、南海電気鉄道が、難波駅 - 和歌山市駅・和歌山港駅間を南海本線・和歌山港線経由で運行する特急列車で、関西私鉄で唯一、座席指定車両と自由席車両を連結して運行する異制度混結列車である。 また、本項では「サザン」の前身である四国連絡特急「四国号」と淡路連絡急行「淡路号」、およびそれらの前身列車についても記す。 == 概況 == 南海の難波駅 - 和歌山市駅・和歌山港駅間を、座席指定車両を連結して運行する特急である。同区間の速達列車としての側面が大きく、最速で難波駅 - 和歌山市駅間を56分、難波駅 - 和歌山港駅間を61分で結んでいる。また、南海フェリー徳島航路は和歌山港駅発着の列車と連絡し、四国連絡列車としての側面も兼ねている。 2012年3月31日までは、昼間時にはサザンではなく単に「特急」と表記される座席指定車両を連結しない自由席のみの特急も運行されていた。なお、2012年7月2日から9月7日までお盆(8月13日・14日・15日)を除く平日ダイヤで2往復が節電のため8両から6両に減車のうえ、全車自由席特急に変更して運転した。 2005年11月27日以降は、昼間時はサザンが毎時1 - 2本、自由席のみの特急と合わせて毎時2本(30分毎)運転されるようになる。2009年10月4日のダイヤ改正以降は、全車座席指定車両で運転される「サザン」は姿を消し、全車自由席特急も1日2往復のみとなり、これら以外の全ての特急が指定席車両と自由席車両の混結列車として運転されるようになった。2012年4月1日のダイヤ変更以降は、全ての特急が「サザン」に統一され、全車自由席特急は姿を消した。 指定席車両は座席指定料金(大人510円、小児260円〔ラピート・こうや・りんかん・泉北ライナーに乗り継ぐ場合は別料金となる。〕)が必要なためラッシュ及び休日を除いて空席が目立つ反面、自由席車両は4両しか連結されていないため、特に難波駅 - 堺駅間において終日混雑が激しい〔1998年の明石海峡大橋開通前は南海フェリーを介した大阪 - 四国(特に徳島)間の長距離利用者も多く、座席指定車の利用率は日中でも比較的高かったが、明石海峡大橋の開通後は四国連絡の長距離客の多くが神戸淡路鳴門自動車道を経由する高速バスに転移したため、日中の座席指定車の利用者は激減した。〕。 特別料金不要の自由席車を連結することが通常であるため、南海に5つある特急(ラピート・サザン・こうや・りんかん・泉北ライナー)のうち、この列車のみ「特急券」の表現が用いられず、「座席指定券」もしくは「指定券」〔南海電鉄公式サイトのこちらのページ では、「特急サザン指定券」の表現を用いている。〕の表現が用いられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「サザン (列車)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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